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2012年05月27日
「誰かのために」は「自分のために」
日本中に「思いやり」の必要な時。
日本中に「協力」のフタ文字の必要な時。
日本中に「前へ」と勢いの必要な時。
モンテッ子の育ちを見守っていると心から明日の日本に夢を見ることができます。
「健やかな」日々のために大人ができること。
大きな政治力、行政力・・・・もちろん、もちろん、
今の自分にできること、規模を問うことなく、人としてつつがなく日々を送るために
果たしていることもたくさんあるし、果たさなければならないことも山積みです。
自分の人生の使命だと感じることをコツコツと実直に誠実に果たすことが大切であることを子どもたちがつくづく教えてくれる毎日に感謝です。
さて、毎日「感動」の二文字に包まれている自分ですが、昨日それはそれは嬉しいことがありました。
やはり現場でのことです。
当方では毎日ご両親のご協力のもと、「連絡帳」というやりとりをしています。
健康状態の書き込みにはじまり、事務的連絡事項他、お母さんたちのお気づきになったことやご質問などをご記入いただいています。
毎日、お母さん方が子どもの活動を通して視野が広がり、子どもの捉え方が格段に広がって行く様子にほほえましく、そしてさらなる私自身の使命感、現場の使命感へとつながっているのです。
さて、本題です。
昨日は年中のMちゃんが真新しい連絡帳に変わりました。
お母さんと連絡帳を購入に行った、その時のエピソードです。
Mちゃんがノート売り場で以前使っていたのと同じのノートに目線を当てているのを見て
お母さん「M,M~ほら、かわいいよ、こんな色のもあるね。あっこれもある。どっちにする?(モンテ定番「どっちにする?」は子どもの意欲を引き出します)
色々選べるように提示したお母さんでした。
するとMちゃん「お母さん!これ、これ、前に使ってたのと同じのがいいんだよ」
お母さん「どうして?これもかわいいのにな~」
Mちゃん「だって、同じのがいいよ。先生が読む時に『これはMちゃんのだな~』ってすぐわかるからね。これがいいんだよ。先生、たくさん読むんだからね」
お母さん「そっか~そっか~そうだよね~」
お母さんのその時の喜びはどんなに深いものだったか。
年中さんのMちゃんの判断。このほのぼのとした判断はお母さんばかりか、私の心にも「ありがたさ」と「愛しさ」のこみ上げるものとなりました。
この「思いやり」という判断はどのようにして育まれたものか。
そしてモンテッ子のだれもがこのような知性を発揮させる機会に恵まれているのはなぜかを考えることは子育ての穏やかな指針となるでしょう。
モンテッ子は日々の「お仕事」を通して自己存在価値を高め、その能力を余すことなく、他者のため、何かのために活かそうとしています。
幼児期にこのような経験を積むこと生涯の基盤としてかけがえのない人格形成の一助となります。しかし、この経験を子どものリズムで積んでいくためには身の回りの大人の理解と援助、そして環境が重要です。
「ゆっくりズム」と言っていいほどの子どものリズム。
螺旋階段をゆっくり確実に登るような時間の経過が大切です。
他者を思う深い気持ちは高い知性に根差します。
モンテッ子の大好きな「お仕事」を通して吸収している「同じものを集めようね~」という経験、これが知性そのものです。
何かを成し遂げようとする時のものの考え方をしっかりと身につけているのです。
「同じもの」これを選べば、後の活動はすっきり整理される。
そして自分が思った以上の結果を出せる・・・・
そんな体験がMちゃんの心を駆り立てたのでしょう。
「誰かのために」は「自分のために」
そんな豊かな考え方の奥底には豊かな知性があることを改めて感じいったのです。
Mちゃんばかりではありません。
連絡帳には何気ない親子の会話、姉妹のやりとりが描かれています。
そこには子どもの「知性の発達」に根付く、深い経験があることを改めて気付かされるのでした。
モンテッ子は今日も口をついて「よ~く見てて~」「ほ~ら、見ててね~」
「どっちにする?」と次々と魔法の言葉を発しては自分の世界を豊かに広げています。
追記(この記事によって「同じ」連絡帳の購入をお勧めするものではありません。
あくまでも子どもの意志、お母さんの使い勝手によって連携して選んで頂くことが大切です)

日本中に「協力」のフタ文字の必要な時。
日本中に「前へ」と勢いの必要な時。
モンテッ子の育ちを見守っていると心から明日の日本に夢を見ることができます。
「健やかな」日々のために大人ができること。
大きな政治力、行政力・・・・もちろん、もちろん、
今の自分にできること、規模を問うことなく、人としてつつがなく日々を送るために
果たしていることもたくさんあるし、果たさなければならないことも山積みです。
自分の人生の使命だと感じることをコツコツと実直に誠実に果たすことが大切であることを子どもたちがつくづく教えてくれる毎日に感謝です。
さて、毎日「感動」の二文字に包まれている自分ですが、昨日それはそれは嬉しいことがありました。
やはり現場でのことです。
当方では毎日ご両親のご協力のもと、「連絡帳」というやりとりをしています。
健康状態の書き込みにはじまり、事務的連絡事項他、お母さんたちのお気づきになったことやご質問などをご記入いただいています。
毎日、お母さん方が子どもの活動を通して視野が広がり、子どもの捉え方が格段に広がって行く様子にほほえましく、そしてさらなる私自身の使命感、現場の使命感へとつながっているのです。
さて、本題です。
昨日は年中のMちゃんが真新しい連絡帳に変わりました。
お母さんと連絡帳を購入に行った、その時のエピソードです。
Mちゃんがノート売り場で以前使っていたのと同じのノートに目線を当てているのを見て
お母さん「M,M~ほら、かわいいよ、こんな色のもあるね。あっこれもある。どっちにする?(モンテ定番「どっちにする?」は子どもの意欲を引き出します)
色々選べるように提示したお母さんでした。
するとMちゃん「お母さん!これ、これ、前に使ってたのと同じのがいいんだよ」
お母さん「どうして?これもかわいいのにな~」
Mちゃん「だって、同じのがいいよ。先生が読む時に『これはMちゃんのだな~』ってすぐわかるからね。これがいいんだよ。先生、たくさん読むんだからね」
お母さん「そっか~そっか~そうだよね~」
お母さんのその時の喜びはどんなに深いものだったか。
年中さんのMちゃんの判断。このほのぼのとした判断はお母さんばかりか、私の心にも「ありがたさ」と「愛しさ」のこみ上げるものとなりました。
この「思いやり」という判断はどのようにして育まれたものか。
そしてモンテッ子のだれもがこのような知性を発揮させる機会に恵まれているのはなぜかを考えることは子育ての穏やかな指針となるでしょう。
モンテッ子は日々の「お仕事」を通して自己存在価値を高め、その能力を余すことなく、他者のため、何かのために活かそうとしています。
幼児期にこのような経験を積むこと生涯の基盤としてかけがえのない人格形成の一助となります。しかし、この経験を子どものリズムで積んでいくためには身の回りの大人の理解と援助、そして環境が重要です。
「ゆっくりズム」と言っていいほどの子どものリズム。
螺旋階段をゆっくり確実に登るような時間の経過が大切です。
他者を思う深い気持ちは高い知性に根差します。
モンテッ子の大好きな「お仕事」を通して吸収している「同じものを集めようね~」という経験、これが知性そのものです。
何かを成し遂げようとする時のものの考え方をしっかりと身につけているのです。
「同じもの」これを選べば、後の活動はすっきり整理される。
そして自分が思った以上の結果を出せる・・・・
そんな体験がMちゃんの心を駆り立てたのでしょう。
「誰かのために」は「自分のために」
そんな豊かな考え方の奥底には豊かな知性があることを改めて感じいったのです。
Mちゃんばかりではありません。
連絡帳には何気ない親子の会話、姉妹のやりとりが描かれています。
そこには子どもの「知性の発達」に根付く、深い経験があることを改めて気付かされるのでした。
モンテッ子は今日も口をついて「よ~く見てて~」「ほ~ら、見ててね~」
「どっちにする?」と次々と魔法の言葉を発しては自分の世界を豊かに広げています。
追記(この記事によって「同じ」連絡帳の購入をお勧めするものではありません。
あくまでも子どもの意志、お母さんの使い勝手によって連携して選んで頂くことが大切です)

2012年05月15日
思い出心に刻んで♪

大雨になった今日も、お外の雨音をBGMに、黙々と「お仕事」に集中していた。
「粛々と」「黙々と」という印象は決して大人だけに使う言葉ではない。
目的を見出した子どもたちの姿はまさにこの言葉「黙々と」に象徴されるように思う。
誰が指示を出したわけでもなく、だれの為でもない。
幼児期の子どもたちはその持てる力を黙々と発散し、さらなる人格、円満な人格を獲得して行く。
このような時期を越えて行く子どもの姿は神々しいばかりだ。
子どもの成長は日進月歩。親が思う以上に成長、発達を遂げている。
「昨日までのわが子」の姿に右往左往するのではなく、「今」の子どもの意欲を信頼して支えていけたら、きっと生涯の絆がさらに太くなるだろう。
きっときっと未来への架け橋となるのは親子の力、家族の絆。
2012年05月12日
お泊まり会
金曜から今朝にかけてモンテッ子はお泊まり会でした。
車で10分ほどの土浦市の公園を「貸切」状態で堪能してきました。
筑波山系が間近に感じる、雄大な風景を背景にモンテッ子の小さな旅が始まりました。
子どもたちは先生の車に分乗し、お歌を歌いながらの10分間。
知り尽くしている道もみんなと通ればウキウキとした夢の旅路です。
お天気もこの春一番の爽やかな天気。
筑波山の新緑も美しくまばゆいばかりでした。
手に手をつないで大きな公園の側道をお散歩したのですが、大きな造園屋さんの周辺のようで、まるで植物園のように珍しくも美しい樹が立ち並んでいました。
細い小道は「おおかみ森」に導かれるのではないかと思うほどスリリングで、雲の巣を描き分け、蜘蛛の糸をくぐりながらの大冒険です。
入り口で隣接する中学校の先生の道案内していただいたのがわずかばかりの「見えない先の道」への信頼となったモンテッ子です。
「あの先生、お名前なんだっけ」モンテッ子にも素敵な印象を残した先生。
実は「あの先生」は我が家の子どもたちだけではなく、モンテの先生のお子さんたちが中学時代にお世話になったなつかしのS先生だったのです。嬉しい再会に感動しました。
S先生は離任の際に宮沢賢治の「雨にも負けず」を暗誦なさったことで感動とともに記憶に残っています。誠実な先生で、なつかしい笑顔は親の私にとってもありがたい存在だと改めて気付かされました。
午前中、たっぷりと初夏の日射しを受けて、楽しんだモンテッ子、園舎にもどり、しばしお昼寝タイムとなりました。
画像の最後の昆虫は。。。さて、なんでしょうか?
ご家族で御調べくださいね。
さて、公園から遠目に消防団の皆様のレスキュー訓練風景が見えました。
緊迫感のある練習風景に「竜巻」の被害を思い起こさずにはいられませんでした。
被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。

車で10分ほどの土浦市の公園を「貸切」状態で堪能してきました。
筑波山系が間近に感じる、雄大な風景を背景にモンテッ子の小さな旅が始まりました。
子どもたちは先生の車に分乗し、お歌を歌いながらの10分間。
知り尽くしている道もみんなと通ればウキウキとした夢の旅路です。
お天気もこの春一番の爽やかな天気。
筑波山の新緑も美しくまばゆいばかりでした。
手に手をつないで大きな公園の側道をお散歩したのですが、大きな造園屋さんの周辺のようで、まるで植物園のように珍しくも美しい樹が立ち並んでいました。
細い小道は「おおかみ森」に導かれるのではないかと思うほどスリリングで、雲の巣を描き分け、蜘蛛の糸をくぐりながらの大冒険です。
入り口で隣接する中学校の先生の道案内していただいたのがわずかばかりの「見えない先の道」への信頼となったモンテッ子です。
「あの先生、お名前なんだっけ」モンテッ子にも素敵な印象を残した先生。
実は「あの先生」は我が家の子どもたちだけではなく、モンテの先生のお子さんたちが中学時代にお世話になったなつかしのS先生だったのです。嬉しい再会に感動しました。
S先生は離任の際に宮沢賢治の「雨にも負けず」を暗誦なさったことで感動とともに記憶に残っています。誠実な先生で、なつかしい笑顔は親の私にとってもありがたい存在だと改めて気付かされました。
午前中、たっぷりと初夏の日射しを受けて、楽しんだモンテッ子、園舎にもどり、しばしお昼寝タイムとなりました。
画像の最後の昆虫は。。。さて、なんでしょうか?
ご家族で御調べくださいね。
さて、公園から遠目に消防団の皆様のレスキュー訓練風景が見えました。
緊迫感のある練習風景に「竜巻」の被害を思い起こさずにはいられませんでした。
被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。
Posted by tsukubamonte at
19:21│Comments(0)
2012年05月10日
「やりたい!」意欲が引き出す集中力♪
「これきれいな形がいっぱい入っているよ」「わ~やってみる!」
子どもの自由意思で選んだ「お仕事」はその子を新しい世界へとぐんぐんいざなってくれます。
モンテッソーリ感覚教具のひとつである「幾何たんす」には身の回りの図形はすべて納まっています。
子どもにとって「この形知ってるよ」と自信満々に始め、さらなる「目的」への道を突き進ませてくれるのです。
今日Mちゃんが選んだ図形は「円形」。「ホットケーキみたい~」「きれいだな~」「これとこれ、同じ」と実物図形とカードをペアリングしていきます。
さらに「べた塗り」で理解しやすかったカードから「細線」で囲まれたかなり抽象化した図形へと、難易度が増しながらさらに魅了されているMちゃんでした。
モンテの環境では「子どもが学ぶ」その傍らには必ずといってよいほど「その子に魅了されて学びたい子」が寄り添います。学び合いの環境こそ、幼児期の子どもに欠かせない環境なのです。
Posted by tsukubamonte at
16:57│Comments(0)
2012年05月07日
お悔やみ
昨日の天変地異、未曾有の災難が続く日本、しかも震災で被災した当県、当市のさらなる痛みでした。
市内でも中学生の坊ちゃんが命を落としました、心からお悔やみ申し上げ、ご家族、お友達の皆様のお悲しみがいやされることを祈りたいと思います。
モンテの先生のご親友のお宅でも屋根が吹き飛ぶ事態で、ご家族のご無事が何よりでした。
まるで何事もなかったかのような爽やかな朝が明け、竜巻の恐ろしさをさらに思い知らされた一日の始まりとなりました。
昨日は丁度、竜巻の通り道となった場所付近に行っておりました。
直後、信号は点滅せず、消防の方々が懸命の活動をしていらっしゃいました。
大きな通りを流れる車に突進しながら、迂回を伝達し、ずぶぬれで頭を下げながら協力を仰いでいました。
「命がけ」の活動に胸いっぱいになり、使命感を果たすための素晴らしき人々に敬意を表したいと思います。
本日は竜巻直前のつくば周辺の里山の画像をアップいたします。
ゆるがなきふるさとの環境をこれからも心ひとつにして守りたいものです。
市内でも中学生の坊ちゃんが命を落としました、心からお悔やみ申し上げ、ご家族、お友達の皆様のお悲しみがいやされることを祈りたいと思います。
モンテの先生のご親友のお宅でも屋根が吹き飛ぶ事態で、ご家族のご無事が何よりでした。
まるで何事もなかったかのような爽やかな朝が明け、竜巻の恐ろしさをさらに思い知らされた一日の始まりとなりました。
昨日は丁度、竜巻の通り道となった場所付近に行っておりました。
直後、信号は点滅せず、消防の方々が懸命の活動をしていらっしゃいました。
大きな通りを流れる車に突進しながら、迂回を伝達し、ずぶぬれで頭を下げながら協力を仰いでいました。
「命がけ」の活動に胸いっぱいになり、使命感を果たすための素晴らしき人々に敬意を表したいと思います。
本日は竜巻直前のつくば周辺の里山の画像をアップいたします。
ゆるがなきふるさとの環境をこれからも心ひとつにして守りたいものです。
2012年05月02日
「葉」の分類
今日は明日からのゴールデンウィーク後半に備えて「葉」の分類のお仕事総仕上げとなりました。
本来は本日徒歩遠足で植物園へ行き「葉」の探検隊になる予定でしたが、生憎の雨模様となり、見送りとなりました。
それでもモンテッ子は元気いっぱい。決してくじけず諦めず、「葉」のお仕事に意欲いっぱいに取り組んでいました。
そして、かわいい「葉の分類」ベストのできあがり
何度も検討を重ねて、全部子どもができるように工夫しました。
ご覧頂いた画像でもお分かり頂けるように、年中さんにとって「葉」の分類に始まり、その名称練習、そしていつでも身近に感じられる「葉」のベストには「ぬいさし」をいかして大きなポケットをつけ、そこに葉を収納できるようにしました。
さらにくるみボタンは後ろでしばって自分でつけられるようにし、沸きは左右色違いの紐をつけて「蝶結び」の練習ができるようにしました。
さまざまな場所に自分の能力を発揮できて大満足です。
連休中もきっと活用してくれることでしょう。
子どもにとって「知識」の獲得はただ暗記することではありませんね。
さまざまな知識も動いて獲得、そして五感を通して本物になっていきます。
長いプロセスを経て「学び方」を身につけている子どもたち、清々しい毎日です。
さまざまなアプローチを経て身につける知識はきっと子どもたちの生涯にわたって楽しめる素養となり、素晴らしい文化の担い手となるでしょう。