認め合い支えあい育み合い♪「富士山に初冠雪」とのニュースに残暑に一区切りかと思いきや、まだまだ強い日差しのつくばでした。
そんな残暑の中、モンテママたちは今月のSeedに熱心にお集まりくださいました。

夏休みの子ども達の作品をベースに「幼児期の敏感期」について再考しました。
「動きながら学ぶ」かけがえのない時期のサポートは親子の心の距離をぐっと縮めてくれます。
子どもの「本質」を見抜く目、子供の捉え方を知ることで、子どもの本音を知ることもぐっと楽になります。子どもの喜びを分かち合いながら歩む日々はきっと親御さんの人生を励ましてくれる素晴らしい機会になるでしょう。

モンテッソーり教育は「お仕事」を通して命の尊厳を学び分かち合う道の連続です。
昨今、「いじめ」の問題が拡大し、今まで何年、何十年と我慢に我慢を重ねてきた
人たちが声をあげられる機会も開けてきました。
しかし、それでもまだまだ声なき声が日の昇る瞬間を待っていることでしょう。

児童期になってからでは全く遅いのです。
「命」と向き合うには生まれたその瞬間から、
生まれ落ちたその時からの教育が必要です。

大人は依然として気付いていません。
ちょっとした意地悪な行動をする子どもを前にしても
「幼児だから仕方ない」「幼児だものまだいいのよ」
「お友達に乱暴していてもいつかわかるでしょ、だって元気でいいじゃない」
「子供らしくてのびのびしているわ」
これらはすべて「大人」の勝手な先入観で幼児を眺めて勝手に評価した言葉です。

幼児をそんなに馬鹿にしてはいけませんね。
人に乱暴したり、意地悪をしたり、陰湿な言葉を吐いている姿はその子どもの
本質ではないはずです。
環境によって捻じ曲げられ、満足せずにいつも欲求不満。
そんな「逸脱」した状態を現わしているものです。
そんな状態を見たときには大人は胸を痛め、深く考えなければならないでしょう。
子どもを取り巻く環境にいるすべての大人が考えるべきことです。
なぜなら、この地球の未来を担うかけがえのない人なのですから。
子どもの本当の姿が現れるように
手を差し伸べてみませんか?
手を差し伸べられずとも温かな、とびきりのスマイルで包んであげませんか?
「人は温かなものだ」と感じる、気付く機会を子どものために
培いたいものです。

とっぷりと愛に包まれ、愛をそそがれ、見守られて
子どもは自立の道を歩みだします。
そして自らが自分以外のものや人々とのかかわり方を身につけ
実行して行けるのです。

幼児期には「自尊心」の根っこを健やかにはりだすためのチャンスが必要です。
自らを認め、他者を認め、認め合いの中ではぐくまれる知性こそ
いつか「平和の使者」となる第一歩です。
「いじめ」の根っこ、それは案外目の前に広がっているのかもしれません。

辛い、苦しい、助けて・・・・
このような重い暗闇が子どもの世界に広がり続けてよいわけがありません。

今日はお母さんたちのとびきりのスマイルで満ちたうれしい時間を
分かち合うことができました。
ほっとして、ぐっときて、また明日への意欲となる。
そんな時間を増やしたいですね。



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